竹鼻線とは?


朝は混雑、昼はがらがら
(左:2010/11/11 朝 右:2006/12/27 昼)

 竹鼻線は、岐阜県の南部、オグリキャップがデビューしたことで有名な笠松競馬を有する笠松町から、一部岐阜市旧柳津町を経由して、木曽川・長良川に挟まれたかつての輪中地域羽島市を走る、名古屋鉄道の路線です。

 なお路線は、笠松駅〜江吉良駅が「竹鼻線」、江吉良駅〜新羽島駅が「羽島線」となっており、公式な文章・場面では区別して表記されています。しかし、運行形態として一路線として扱われていること、羽島線が1区間しか無いことなどから、駅や車内でのアナウンス・地元の人たちの間では総称して「竹鼻線」と呼ばれています

 そんな竹鼻線ですが、朝・夕が混雑し、昼間はガラガラという典型的な「通勤・通学型ローカル線」です。2011年3月のダイヤ改正まで、朝8時ごろまでは全てが岐阜直通列車で、岐阜へ向かう会社員や高校生を多く運んでいます。昼間は2両編成でも空席が目立つ車内の状況で、のんびりとした雰囲気が流れています。

 2011年3月のダイヤ改正では、竹鼻線“最後の魅力”であった、岐阜直通列車がほとんど運行取りやめとなり、今後の動向が気になるところ。

 2001年には江吉良・大須間が廃止され、竹鼻線のイメージの一つに「廃線」の2文字が浮かべる方がみえるかもしれません。しかし、2005年に羽島市役所前・江吉良間の高架化、2007年に駅集中管理システムの導入(駅舎新設・自動駅務機器設置)、2008年には柳津駅の移転など他線区同様の旅客サービスをしていますし、沿線も宅地が増えるなど、衰えているわけではありません。

 路線カラーは黄土色、「名鉄時刻表」では最後に掲載され、“乗鉄”の乗りこぼしが多い線区でありながら、15分ヘッドという微妙な便利さ。特急は未だかつて設定されたことが無い。何をとっても『さえない』路線。それが竹鼻線です。

竹鼻線の歴史

 こちらのページで紹介しています。

羽島線は2012年12月11日に「開業30周年」を迎えました!

 東海道新幹線・岐阜羽島駅への輸送を目的に羽島線が開業したのは1982年(昭和57)12月11日のことでした。

 「90周年ショック」から1年半、羽島線の開業30周年も全く触れてもらえませんでした!!!

竹鼻線は2011年6月25日に「開業90周年」を迎えました!

 1921(大正10)年6月25日に新笠松(現・西笠松)〜竹鼻間を開業し、運行が始まった竹鼻線。

 2011年は竹鼻線開業90周年を迎えた節目の年でしたが、名鉄さんには全く触れてもらえませんでした!!!

笠松→新羽島の車窓を文章で!


柳津・南宿間 (2006/03/21)

 名古屋本線では岐阜から4番目の駅「笠松」の1番線から竹鼻線は発車します。列車が発車すると、ホーム南から始まっているカーブを曲がり西を向きます。ですが、すぐに左へ曲がり南進。このカーブの右手には笠松町立笠松中学校が見えます。しばらく直進すると「信号待ちです」の後「西笠松」です。この区間では、車窓に民家ばかりが映りますが、この車窓も今のうち…。

 「西笠松」を出発すると早速坂を上ります。ここで、県道14号岐阜稲沢線を跨ぎます。橋には、2006年ごろまで「おちよぼ稲荷参詣電車」と書かれていましたが、“おちょぼ稲荷”へ向かうことの出来た大須方面は2001年に廃止されています。そんな橋を渡り、方角を西へ変えながら坂を下りると列車は速度を上げていきます。右手にジャスコ柳津店の見えるカーブを曲がり南西方向を向き、再びカーブを曲がって西を向きます。そろそろ車窓には水田風景が広がってきました。すると列車は「柳津」に到着します。

 「柳津」を発車してしばらくするとカーブを曲がって南進します。このカーブに2008年までの柳津駅がありました。民家の合間を縫って再びカーブを曲がり南南西方角を向くと列車はスピードを上げ始めます。しばらく直線を走ると再びカーブ。このあたりに4キロポストがあります。もう4キロも竹鼻線に乗りました。ここからスピードはかなり速くなり、場合によっては85キロも出します。このあたりで、羽島市に突入。車窓は水田しかありません。車窓右手に県道1号南濃線が見えると速度を落とし民家が増えてきます。すると「南宿」です。「当駅で反対電車を待ちます。しばらくお待ちください」


羽島市役所前・江吉良間 (2006/03/29)

 「南宿」で対向電車が到着するとこちらが発車。しばらく家々に挟まれていますが、突然、車窓が水田ばかりになります。坂を上り始めると、小さな川を渡り、カーブを曲がると「須賀」です。車窓に民家が増えてきましたよ。

 「須賀」を出発してしばらくすると、左手に見えますカネスエ正木店は2000年に開店。それまでは牧場で、馬が数頭暮らしていた場所でもあります。そうこうするうちに列車は「不破一色」に到着。民家に囲まれていますが、住宅地を一歩離れれば…。

 「不破一色」を発車すると右手に三星毛糸・三星染整の本社・岐阜工場が見えてきます。この工場への門の前を竹鼻線は走るため、門専用の踏切もあります。その工場を横目にカーブへ入ります。カーブを抜ける頃に県道1号と交差、ここからは直線で西を向きます。しばらくして車窓に民家が増えると「竹鼻」

 「竹鼻」を出て、一旦カーブで右に行きかけると左へ大きくカーブ。急なカーブのため、速度はあまり出せません。このあたりにある本願寺への最寄り駅としてかつての本願寺前駅がありました。カーブを抜け、左手には竹鼻保育園・竹鼻別院が見えます。右手の遠くには多くの店が見えます。あっちのほうに、羽島市文化センター・羽島市図書館・羽島市民の森公園があります。そうこうしているうちに「羽島市役所前」に到着。こちらの列車を待っていた対向電車が発車していきます。


江吉良・新羽島間 (2006/03/29)

 「羽島市役所前」のポイントを越えるとすぐに高架を上り始めます。2005年に高架化されたのは、途中見える県道1号(18号)大垣一宮線の踏切解消のためです。ちなみ、県道との交差部分に左手に見える大垣共立銀行羽島支店の駐車場に「ドライブスルーATM」があります。右手には羽島郵便局が見えます。県道を越えたあたりですぐに高架を下ります。そうです、この区間は短いのです。高架を降りるとすぐに「江吉良」

 「江吉良」駅のホーム中央に0キロポストが立っています。この駅から竹鼻線ではなく羽島線になります。カーブを曲がりますが、ここまで来た直線上にも線路の跡が…。そう、ここを大須方面が走っていました。カーブを曲がると高架を上り始めます。開発途中の田園風景の中を右へ左へ小さく曲がって、左手に東海道新幹線の高架が迫ってくるとまもなく「新羽島」。終点です。

竹鼻線とmanaca(マナカ)

 竹鼻線でも2011年2月11日からICカード乗車券「manaca」が導入・利用開始されました。こちらのページで紹介しています。

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