竹鼻線DeepPoint

“ちょっと昔の”竹鼻線 曲がったホーム3連発!

 現在竹鼻線の各駅に当然駅舎がありますが、その半数程度はトランパス対応を兼ねた駅集中管理システム導入の際に建てられました。これはよくある話。しかし、車両などと関係するホームとなるとどうでしょう?実は竹鼻線の駅のホーム、新しい駅が多いんです。今回はそれらを扱います。

 いまや名鉄の駅集中管理システム導入駅標準デザインの駅舎をもつ無人駅が並ぶ竹鼻線。そんな竹鼻線の駅の中でも近年ホームまで新しくなった駅が何駅かあります。そんな駅を一挙紹介!
 まず最初は竹鼻線運行の拠点、羽島市役所前駅。駅舎そのものはそれなりに年数が経っているのですが…
 ホームは新しいのです。屋根を支える柱も奇抜なピンクを取り入れたりと、近年の名鉄の駅デザインにありがちな感じ。
 しかし今から6年前の2005年。市役所前駅のホームはぼろっぼろ。屋根は鉄がさびれ、ホームそのものも色あせたアスファルトと突起のひどいコンクリートで、目的だけを果たしているような状態でした。
 なぜ市役所前駅のホームが新しくなったのか。これには、同時期に行われていた同駅・江吉良駅間の高架化工事が影響しています。高架の線路が地上時代の線路とは別の位置になるため、駅そのものの構内配線が変更。同時にホームの造りなおしがされたのです。
 続いて紹介するのは、曲線カーブ駅の代名詞・柳津駅。
 今でこそバリアフリー対応&標準デザインの駅舎でかつ、真っ直線のホームとなっていますが、ご存知のとおり
 3年前まではカーブ上に存在する駅だったのでホームもカーブを描いていました。転落感知マットが設置されたり、一部駅ではお馴染みの「足元にご注意ください」音声が流れる物々しいホームでした。
 柳津駅は最大の問題が曲線ホームだったことであり、なおかつ住宅地の入り組んだところに所在していたことなどから駅そのものを移転。今では利用者も増え、竹鼻線の主要駅の座を竹鼻駅と争う存在になりつつあります。
 最後に紹介するのは、竹鼻線の最大拠点・笠松駅。
 今でも曲線的なラインを描くホームということで注意喚起音声も流れていますが…
 3年前まではさらに曲線がきつく、車両とホームの間が広く開いていた状態でした。何気に旧柳津駅と同じぐらい危険で、何度も列車停車位置が変更され、改札口・階段から車両が遠い位置に止まっていっていました。
 笠松駅の場合はバリアフリー対応化工事で変化がありました。笠松駅の場合ホームを作り直したわけではないのですが、線路の曲線半径を調整してホーム内ではカーブを緩やかにするなど地味に力が入っていたので紹介しました。

 このように、10ある駅の中でホームが新しく、車両の床とほぼ同じ高さにホームがある駅は3駅もあるということになります。

 しかし今回、管理人が「完成間近まで忘れていた駅」があります。それは江吉良駅です。江吉良駅もホームが新しくなったのですが…理由は市役所前駅と同じ。ということで、具体的な説明は省略させていただきます(苦笑)

内容更新:
ページ公開:2011年6月25日

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