竹鼻線DeepPoint


山車が踏切を渡る竹鼻まつり

 竹鼻線の走る羽島市竹鼻町では、毎年5月3日に八劔神社の祭礼である「美濃竹鼻まつり」が行われます。祭りでは江戸時代から伝わる山車が町内を練り歩き、竹鼻地区が盛り上がる一大イベントです。その山車の曳行の見所のひとつでもあるのが、竹鼻線の踏切を渡るところ。今回はその対応を追います。

 踏切待ちをする山車。
 こんな光景が繰り広げられるのが竹鼻まつりだが、名鉄は山車が踏切を通過するのを見守るだけでなく、補助もしているのだ。
 山車は一番背の低いもの(本町)で高さ3.6メートル、高いもの(宮町)だと6.3メートルに及ぶ。一方、電車の架線の高さは約5メートル。
 名鉄の補助がなければ、山車は踏切を渡ることができない。
 山車は、竹鼻4号・5号・6号・11号と羽島市役所前1号の5つの踏切を通過。
 ことしは6基の山車が曳行を行い、名鉄は2つの班に分かれて山車が踏切を通過する際の補助を行う。
羽島アナ「時刻は午後4時5分です。今、竹鼻11号踏切の前に高さ6.3メートルを誇る宮町の山車が到着しました。山車の上部にあるの屋根を取り外しています。こうして山車の高さを低くしているんですね」
 山車が踏切を通過する準備をしても、名鉄に大きな動きはない。
 基本的には、列車の来ない空いた時間である“間合い”の最初に山車を通す方針のため、多くの場合が列車の通過を待ってから山車が踏切を通ることを許されるのだ。
 山車を曳く人たちも、しばらく休憩…。
羽島アナ「午後4時12分、上下線の列車が踏切を通過しました。ここから約15分“間合い”が取れるので、山車が踏切を渡ることが出来ます」
羽島アナ「名鉄の係員は、最初に架線をハシゴで押し上げています」
羽島アナ「そして細長い棒で、架線の高さをチェックしているようですね。山車と架線それぞれの高さを調節することで、踏切を通過できるできるようにしています」
羽島アナ「名鉄の係員から踏切の通過を許可され、山車が通過していきます」
羽島アナ「踏切を無事通過した山車は、屋根を元に戻して曳行を続けます」
 このような流れで、朝は9時ごろから…
 夜は20時ごろまで、ことしは30回以上山車が踏切を通過した。
 朝から夜まで楽しむことが出来る竹鼻まつり。
 竹鼻別院のフジが咲き誇る「ふじまつり」も例年同時開催。
 ゴールデンウィークのお出かけにおすすめだ。

 地元の住民や観光客も見入ってしまう山車が踏切を渡る光景は、竹鼻線の風物詩のひとつです。今回は手順を一つ一つ紹介しました。
 竹鼻まつりの日は心なしか、竹鼻線の利用者も増える印象があります(とはいえ、日中の2両編成の列車で、座席が全て埋まる程度ですが)。いつまでも続いて欲しいものですね。

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