竹鼻鉄道が開業した大正10年から存在し「中部の駅百選」にも選ばれている駅舎。駅集中管理システム導入に伴いリニューアルされ、外観こそ見慣れた配色ですが、造りは変わりません。
(2012年11月16日撮影)
住所 | 〒501-6232 岐阜県羽島市竹鼻町狐穴栄町3305番地 |
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開業 | 1921年[大正10年]6月25日 |
駅名 | 竹鼻→栄町(1929年[昭和4年]2月19日) 栄町→竹鼻(1951年[昭和26年]1月1日) |
駅員配置 | なし |
自動券売機 | ボタン式(高額紙幣対応・manaca非対応)1台[02] |
自動改札機 | 幅広タイプ(ICカード対応)1台[1] 通常タイプ(ICカード対応)1台[2] |
自動精算機 | あり |
列車案内 | LED簡略式1行 |
案内放送 | あり(簡略型) |
トイレ | あり(改札内、新羽島寄り) |
自動販売機 | あり(トイレ付近) |
その他 | なし |
羽島市の市街地北部に位置し、竹鼻線の大部分を開業させた竹鼻鉄道の本社がかつてあったのが竹鼻駅です。開業時からの駅舎は、国交省中部運輸局が企画した「中部の駅百選」に選ばれました。路線名と同じ駅名であるものの、現在では単なる交換設備の無い途中の駅に過ぎません。
竹鼻駅は近年まで駅員配置駅でしたが、2007年11月の駅集中管理システム導入に伴い無人駅化されました。しかし駅舎を建て替えることはせず、外観は手を加えるリフォーム程度、駅舎内の窓口・待合室は封鎖、自動券売機・自動改札機・自動精算機・スロープの新設が行われました。駅舎を立て替えなかったのはコストや歴史を考慮したものでしょうか。
このように、駅舎は古くからあるモルタル造りとなっています。改札口にはかつての窓口のあった部分が板で封鎖されているのがよく分かります。現在自動券売機が設置されているスペースに待合室がありました。なお、駅務室の広さはほとんど変わっていないためか、中には机やダンボールが残されており、新聞輸送時を中心に駅員が居ることがあります。
市街地からやや外れているとはいえ、駅北東には羽島市民病院があるほか、駅東には羽島市民の森公園、駅南西には羽島市歴史民族資料館、駅南にはNTT羽島ビルがあるなど、様々な施設があることから通勤・通学利用客以外にも利用客の多い駅です。
この駅では竹鼻町近辺にある新聞販売店向けの夕刊新聞輸送が行われていて、新聞屋のバイクが集まる時間帯もあります。
内容更新:2023年1月23日
ページ公開:2010年12月25日