10の駅
柳津
駅データ
住所 |
〒501-6105 岐阜県岐阜市柳津町梅松一丁目1番地2
(移転前) 〒501-6111 岐阜県岐阜市柳津町宮東1-77 |
開業 |
1921年[大正10年]6月25日 |
駅名 |
西柳津→柳津(1953年[昭和28年]2月1日) |
駅員配置 |
なし |
自動券売機 |
タッチパネル式(高額紙幣対応・manaca非対応)2台 |
自動改札機 |
幅広タイプ(ICカード対応)1台[1] 通常タイプ(ICカード対応)1台[2] |
自動精算機 |
あり |
列車案内 |
LED簡略式1行 |
案内放送 |
あり(簡略型) |
トイレ |
あり(改札外、駅舎隣り) |
自動販売機 |
あり(ホーム上待合席付近) |
その他 |
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駅構内図
竹鼻線では唯一岐阜県岐阜市に属する柳津駅。かつて岐阜県羽島郡柳津町だったこの地域は、2006年1月に岐阜市へ編入合併しました。この駅の名前を聞いて「急カーブ上にある駅」を連想したあなたは、もう古い!かつては一気に東へ南へ方向を変えるカーブの上に駅が設置されており「急カーブ上にある駅」として知られていましたが、2008年6月に230メートルほど東の現在地へ移転し、直線的な普通の駅になりました。
旧駅は路地の一角にあるようなつくりで、駅前には小さな商店や塾がありました。徒歩数分のところには柳津町役場(現:岐阜市柳津地域振興事務所)もあり、柳津町の中心部に位置していました。旧駅の駅舎もホーム幅と同じほどの狭さにある窮屈なもので、駅事務室と改札がかろうじて収まっている作りでした。2008年度内の駅舎移転が決まっていたため、2007年12月の竹鼻線トランパス対応時には柳津駅の対応化工事が見送られ、旧駅に自動券売機・改札機等は導入されませんでした。
2007年12月の竹鼻線トランパス対応化に遅れること約7か月、2008年6月の新駅供用開始と同時にトランパス対応・駅員無配置となりました。新駅舎は、階段・スロープを有し、自動券売機は2台、駅前ロータリー、公衆トイレ、広大な自転車置場まで備える竹鼻線内では充実したつくりの無人駅となっています。そのロータリーには岐阜市のコミュニティバス「境川らくちゃんバス」が乗り入れています。
移転後の新駅は、水田のあった場所に建設されました。柳津地域はかねてから県内有数の人口増加地域として知られ、今でも新しい民家が増えており、現在地の柳津駅周辺も宅地整備が進められています。駅利用者数も竹鼻線内では上位にあり、車内や駅のアナウンスでは「柳津・竹鼻方面」などのように竹鼻線を代表する駅として取り上げられることがあります。
現在の駅の様子
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駅全景
2008年6月29日の駅移転にあわせて建設された駅舎。角ばったデザインの駅舎が多い竹鼻線無人駅の中でも建設時期が違うためか丸みを帯びたデザインで、スロープにかけての長い屋根が特徴的です。この屋根は柳津町を流れる“境川”の水の流れをイメージしたとされています。
駅舎からバス・タクシーのりばまでの間にも屋根が設置されています。
(2012年11月1日撮影)
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改札口・きっぷうりば
丸みを帯びた屋根のためか、天井がとても広く感じられる駅舎内です。
竹鼻線の無人駅では駅舎1つにつき自動券売機1台が基本ですが、柳津駅には2台設置されています。タッチパネル式自動券売機(日本信号製SX7)が2台です。
自動改札機は通常タイプと幅広タイプの計2台(東芝製EG-2000)が導入されています。
(2012年11月1日撮影)
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出口
改札口を出た正面には、ホーム沿いにスロープがありその左側に幅の広い階段が設置されています。この西向き階段・スロープは主に車での送迎や徒歩での利用者が利用しています。
この写真の左手には東向きの階段があり、その階段からは駐輪場へ向かうことが出来るため、主に自転車での駅利用者が利用しています。
(2012年11月1日撮影)
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自動精算機
ホームから改札へ通る正面には自動改札機があります。自動精算機は竹鼻線内で唯一のオムロン製(V8?)です。
(2012年11月1日撮影)
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待合席
待合席は4人掛けの椅子が2台あり8席あります。
椅子の脇にはインターホンとmanacaチャージ機(高見沢製VCM-3000)が設置されています。江吉良駅では改札口を入った正面に設置されているmanacaチャージ機ですが、柳津駅では掲示板があるためホーム上に設置されています。
待合席の西隣には自販機が2台あり、有人駅に設置されている缶・ペットボトル回収箱もあります。
(2012年11月1日撮影)
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ホーム
この写真では、笠松方面(東)から新羽島方面(西)を向いています。
駅舎移転にあわせて新設されたホームですが、駅舎のない東側はホーム幅が狭いのが印象的です。
列車の停車位置はホーム西端に1号車の先頭位置が来るように定められています。
(2012年11月1日撮影)
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駅前広場
駅前の広場は駅舎移転に遅れること約1年、2009年6月1日より供用を開始しました。
岐阜市によると「未来に向けた新たな交流拠点における『にぎわい』・『活気』があふれる駅前広場」という、竹鼻線にしては夢のつまったコンセプトで整備され、歩道スペースはもちろん自動車のスペースも大きくとられています。
(2012年11月1日撮影)
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駐輪場
竹鼻線の中で最も広い駐輪場ですが、利用者に比例してか常に9割以上の駐輪率です。放置自転車も多いようですが…。
(2012年11月1日撮影)
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公衆トイレ
改札外のトイレは西笠松駅と柳津駅のみ。両駅ともに駅舎整備とともに設置されたため、男子トイレ・女子トイレに加え多機能トイレもあります。
男子トイレ:小便器2器・大便器1器 女子トイレ:ベビーチェアあり2室 多機能トイレ:ベビーシート・オストメイトあり
(2012年11月1日撮影)
内容更新:2020年5月1日
ページ公開:2010年12月25日
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