車両

概要

　2008年に登場した4両編成の通勤車ですが、2000系「ミュースカイ」を除く全ての特急を一部特別車化するにあたり廃車となった1000系（全車特別車編成）の機器を流用した点が特徴です。

　車体は3300系と同様「日車式ブロック工法」を採用したステンレス製（先頭部のみ鋼製）ですが、前面は貫通扉を廃止し帯は1200・1800系と同様の意匠としています。車内は前年登場の3150系2次車に倣ったオールロングシートですが、優先席を拡大（1両4席→10席）したほか周辺の吊革を黄色くして明確化した点が特徴です。

　主要機器は1000系からの流用品で、制御装置は界磁チョッパ式、主電動機は複巻電動機をそのまま使用、補助電源装置やパンタグラフ、冷房装置も流用しています。台車も流用品ですが、種車の製造時期によりボルスタ付とボルスタレス式があるため番号を区分しています。ブレーキも流用品のため電磁直通ブレーキで、基本的には他形式との併結運用はありませんが機器流用元の1000系列やSR車との併結が可能です。

　2007年度・2008年度に各4編成、2009年度に6編成の計14編成が登場しましたが、2008年度製造車は前面窓下方の処理を変更、2009年度製造車は床材が変更されています。前述の通り台車等の相違によって番号を分けているため、名鉄では珍しく車番と登場順が一致しない点に注意が必要です。

外見・装備

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  　車内の様子。車内は3150系の2次車以降をベースとしていますが、製造時期により違いがあります。

編成表