車両

概要

　1984年に登場した4両編成の通勤車です。車体は前面非貫通式で鼻筋の通り、窓上は灰色塗装・窓下は豊田線100系類似の飾り帯を設けて「鉄仮面」と呼ばれる独特のスタイルとなりました。側面は片側3扉ながら先頭車と中間車の客用扉位置を共通化しています。車内はクロスシートを大型化する一方数を減らしてロングシートと床面積を広げました。主要機器は制御装置に界磁チョッパ式を採用、回生制動を常用して省エネ化を図っています。また最高速度は6000系の運用実態も踏まえたのかSR車同様の110km/hに向上しています。

　1987年の4次車からは側面にも方向幕を設置、5次車からは側面の乗務員室直後にも小窓を設置するなど小変更が行われましたが、1989年の6次車からは車体構造を一新して前面に大型曲面ガラスを使用、側面は連続窓風とした「金魚鉢」スタイルとなりました。このグループは座席形状も変更されクロスシートは背摺りを大型化、ロングシートは袖仕切形状を変更して快適性を高めています。最終増備となった1992年の8次車は前年登場の6800系5次車と同様のオールロングシートとし、翌年登場の通勤車3500系へと継承されました。

　8年に亘り24編成が製造され、1995年からは1次車〜5次車に対するロングシート化が行われましたが翌年までの5編成に留まっています。また初期車登場から35年が経過した現在も、特別整備を受けたのは僅かに1編成のみ。また運用も最高速度が低い6000系と共通とされています。

外見・装備

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  　6次車以降は「金魚鉢」スタイルと呼ばれています。
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  　車内のイメージ。
  　A：1〜5次車　B：1〜5次車（オールロングシート化改造）　C：6・7次車　D：8次車

編成表